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鉄欠乏性貧血の新しい点滴治療「フェインジェクト静注500mg」が受けられます。

治療法・薬・処置

新しい鉄欠乏性貧血の点滴治療「フェインジェクト静注500mg」

 

 

2019年に日本で承認された新しい鉄欠乏性貧血治療薬「フェインジェクト静注500mg」。経口鉄剤では効果が不十分な患者様や、飲み薬では副作用が強く治療を続けられなかった患者様にも高い効果を発揮する革新的な治療法を当院でご提供しています。

 

 

フェインジェクト静注の特徴と効果

 

効率的な鉄補充

一回の点滴で、これまでは困難だった500mgという高用量を投与することができる製剤です。カルボキシマルトースという成分が鉄をコーティングしており、これが体内で速やかに利用され、効率的に鉄欠乏を改善します。

 

速やかな効果発現

経口鉄剤やこれまでの注射鉄剤と比較して、ヘモグロビン値の上昇が速く、疲労感などの症状も迅速に改善することが期待できます。

 

少ない投与回数

週1回の投与で、通常2~3回投与するだけで効果が得られるため、通院の負担が少なく、生活リズムを維持しやすい治療法です。また1クールの治療が完了すると、おおよそ6ヶ月程度状態を維持される患者様が多く、これまでの鉄剤治療に比べて通院負担が少ないことから貧血治療を完遂されやすいです。

 

フェインジェクト静注の投与方法

投与量の決定

フェインジェクトは体重とヘモグロビン値に基づいて、最適な総投与量を決定します。通常は2~3回の点滴治療となることが多いです。

投与方法

15分程度の点滴静注を行います。

投与スケジュール

週1回500mgを点滴投与します。症状や検査結果により調整することがあります。

 

適応と注意点

適応となる方
  • ・経口鉄剤で効果不十分な方
  • ・経口鉄剤に不耐性の方(副作用が強く続けられなかった方など)
    ・早急な鉄補充が必要な方(めまいや動悸など貧血の症状が強い方など)
    ・消化管疾患で経口摂取が困難な方
注意が必要な方

・妊娠・授乳中の方
・鉄剤アレルギーのある方
・肝機能障害のある方
・発作性夜間ヘモグロビン尿症を合併している方

副作用として、注射部位反応、頭痛、悪心などが報告されていますが、重篤な副作用は比較的まれです。

 

※注意点

黒色をした鉄がたくさん含まれている製剤のため、点滴が血管外に漏れてしまうと、長期間にわたって色素沈着を起こすことがあります。内出血の跡を想像していただくとわかりやすいかもしれません。そのため、点滴が漏れることで健康上には問題はございませんが、点滴中に痛みや異変を感じたら速やかにスタッフにお声をかけてください。またなるべく点滴が漏れないように、点滴中に腕を動かさないように気をつけてください。血管外漏出を起こしていなくても、針を抜く瞬間等に極微量に皮下に残った製剤が、色素沈着を引き起こすこともあります。

 

 

当院で治療をお受けになる際の流れ

 

初診・採血

症状や既往歴をお伺いし、鉄欠乏性貧血の可能性を評価します。また採血を行います。初診では採血のみで点滴は行いません。

 

治療回数の決定

検査結果をもとに、フェインジェクト治療が適切かどうか判断し、投与量と回数を決定します。

通常は週1回の通院で、2~3回の点滴治療となることが多いです。

 

点滴治療(2~3回)

15分~30分ほどかけて点滴を行います。

 

治療効果の確認

血中のヘモグロビン値は投与終了後4週間程度まで上がり続けます。そのため投与終了後4週間後以降を目安に採血検査を行い、治療効果を確認します。

 

 

よくある質問(FAQ)

 

治療費はどのくらいかかりますか?

健康保険が適用されるため、通常3割負担で1回あたり約2,400円~3,000円程度です。

 

治療当日の注意点はありますか?

治療前は軽い食事を摂ることをお勧めします。投与当日の激しい運動は避けてください。治療後しばらくは水分をしっかり取ることをお勧めします。

 

治療効果はどのくらいで実感できますか?

個人差はありますが、多くの患者様は1〜2回の投与後から疲労感の改善など自覚症状の軽減を感じ始めます。ヘモグロビン値の明確な上昇は通常2〜3週間後から確認できます。

 

他の薬と併用できますか?

基本的には他のお薬と併用可能ですが、経口鉄剤は併用しないことが多いです。現在服用中のお薬がある場合は、必ず医師にお伝えください。

 

ご興味がある方はお気軽に当院までお問い合わせください。

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